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タコメーターFVコンバーター  (2017/4/17 18:37:30)

                                                    

タコメーターの復活に向けてのリベンジはまだ続いております。Y60のタコメーターは12Vの電圧で作動する交差コイル式と呼ばれる方式になっているのですが、どうやって作動しているのか色々と調べてみました。フロントカバーにあるタコセンサーによってパルス波形をピックアップしてこのパルス波形をFCコンバーターという半導体で電圧に変換して、この電圧でコイルに磁力を発生させメーターの針を駆動すると言う方式なのです。先日から交換騒ぎのあるコンデンサーは半導体からの電圧をチャージする役目などがあるのですね。ですからコンデンサーが駄目になっているとチャージ出来ないし、また半導体を正常に働かせる環境が出来ないのです。


参考までにFVコンバーターとは ?????????????????????????????????????????????????????????????????


FVCとは、周波数/電圧変換器、Frequency to Voltage Converterの略。
周波数に比例した直流電圧が得られる。

回路は、オペアンプとリファレンス電圧、ワンショット、フリップフロップ及びコンパレータで構成される。入力された信号はまず微分され、そのスパイク波形のタイミングでオペアンプの帰還ループに接続された積分コンデンサーにチャージが行われる。周波数の高さに比例して平滑化される電圧は大きくなる。その構造上、周波数が低くなるに伴って出力のリップル成分が増えるため、入力する周波数スケールに応じた時定数の設定が必要になる。信号の平滑化と周波数応答(追従)性は、相反する要素となる。      wikipedia より転載

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メーターの裏側にある基盤にはこのFVコンバーターを働かせタコセンサーからのパルス信号を駆動電圧に換える役目があったのですね。最近コメントを頂いた方がy60?DXにタコメーターを装着とチャレンジした記事があったのですが、取り付けたメーターがワゴン様のタコメーターにバンのピックアップ位置からのピックアップ入力ではピックアップの入力周波数の違いにより回転数が低く表示されたとのご報告が書いてありました。

なるほど凄い事をする人がいるもんだと感心して拝読させて頂いていたのですが、FVコンバーターの性質を見てみるに”入力周波数に応じて出力電圧が高くなる”ということですので回転数が低く出た理由が何となく想像できました。バンの場合、1回転あたり6波形の出力があるのですが、ワゴンの場合100波形の出力があるそうなのです。この出力周波数の差が出力電圧の差となって回転数が低く表示されたのではないかと思うのです。TD42のバンはシャシ電装の電圧は24Vですが、メーターはDC-DCコンバーターを介して12Vに変換されメーターを駆動しています。ですからワゴンでもバンでもメーターの電圧は一緒なのです。FVCをネットで色々見ていると駆動電圧が12Vが多かったのでメーターは12Vにしてあるのかな?

そこでですが、実はこのFVコンバーターが壊れる事もあるのですね。以前支部長からFVコンバーターが壊れて生産終了だったのでメーカーに掛け合って作ってもらった話を聞いた事があると言う話を聞きました。FVコンバーターが壊れていたらもうお仕舞いじゃん。新品買うしかないか、自分でFVコンバーターの汎用品を買って回路を組むしかないかと思ったのですが、なんと無しにネットを見ていると絶版物の半導体を扱っている業者があるのですね。個人に1個単位で販売しているかは分かりませんが、世の中にy60のタコメーター用のFVコンバーターが存在するのか調べてみました。

写真で確認できるかと思いますが、FVコンバーターの半導体に記載してある「AN8352UBK」 これを検索するとある業者のリストには国内に18個ありました。AN8325UBKは二社作っているようでmatushita,mitubishiのものがあるようです。

お~買いたい!でも個人に売ってもらえるのだろうか?少数だと価格も高そうです。まとめて購入したい気分です。
それか同じ日産車でもこれと同じFVコンバーターを使っている車種もあるかも知れないので解体を探して見るのも一つかな?

 
 
 

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